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■はじめに
大博多ホール自主事業元年として
福岡地区舞台芸術協同組合が博多駅前にある大博多ビル12階、大博多ホールの運営を行うようになって早2年が過ぎました。
この間地域に親しまれる劇場の役割とは?また舞台技術者の組合がその運営を行うホールとしてのあり方とは?などなど組合内でさまざまな議論を展開してまいりました。
その結論として技術者単体では、利用者の皆様のさまざまな要望やこのホールならではの特徴を引き出すことが難しいという結論に達し、この度NPO法人アートマネージメントセンター福岡との協働事業を開始いたしました。
技術者の団体ならではの特徴を生かしてコーディネートしていただいた今回の「照明デザインワークショップ」は、当組内の大きな柱でもあります若い技術者の育成だけではなく、ベテランの技術者にも刺激を与えるプログラムだったように感じます。
劇場におけるさまざまな環境が激変する昨今ではございますが、今後も地域の皆様に愛され、舞台芸術の向上と発展にも貢献できるホールを目指して、更なる努力を重ねて参りたいと願っております。
福岡地区舞台芸術運営協同組合 代表理事 井上 勝
今回の照明デザインワークショップは当NPO法人アートマネージメントセンター福岡が福岡地区舞台芸術運営協同組合と本格的に取り組んだ初めての事業となりました。
現在各自治体の財源不足の観点から公立ホールの特に運営に関する支出の大幅な削減が求められておりますが、その波は舞台技術者の団体にとっても小さいものではないと考えます。
それに伴いできるだけ人件費を省こうという流れがあり、小さな運営の公立施設では当然舞台技術者の人件費削減も視野に入ってるのではないか・・と考えました。
そうなると単なるアルバイト感覚の若手技術者が一般的になるのではないかと深く危惧しております。
しかしながら当NPOには地方にも優れた舞台美術を開花させたいとの思いがあります。
そのことを実現するにあたって、舞台技術者の存在はけっして小さいものではありません。
実際の現場ではなかなか手の届かない照明プランを、若い技術者にこそ学んでもらい舞台技術者も一人のアーティストとの心意気で舞台芸術に取り組んでいただくことを願い、今回のワークショップを企画しました。
講師は私の古い友人であり、おそらく世界でただひとつではないかと思われる技術者の為のスタジオをフィリピンで運営されている松本(ショーコ)直み氏にお願いをいたしました。
朝の9時から夜の10時まで、おまけに発表公演もありビッシリのハードな6日間でした。
途中台風までやってきて、一瞬受講者が帰れなくなるかと思いました。
にもかかわらず、多くの受講者が目を輝かせて参加した今回のワークショップに、私は地方の小さな劇団やダンス集団にもパートナーとなれる技術者が生まれてくれるのでは・・・・と期待しています。
最後に今回のワークショップで技術だけではなく、ご自分の照明デザインに対する考え方・日本以外の劇場の実態・基本に忠実であることの大切さ・演出家とのコミュニケーションの取り方等々、ご自分の持っている全てを受講者に捧げててくださった松本氏に深く深く感謝いたします。
NPO法人アートマネージメントセンター福岡 代表 糸山 裕子 |
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